ドm親交を深める
2月の避難所は寝る場所や食事には有りつけるがプライベートが
全くない避難もマサミ様の指示で場所決めされた。
何やら部署の人と顔が効くそうで、ある体育館で段ボールでつい立
して周囲は年配男性とお宅等で4人程囲まれて生活している。
係の人は気遣って「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれるがマサミ様
の指示で「大丈夫です周囲の人も親切で安心です」と答えている。
そして50位だろうか男性の視線が常に感じながら一日が始まり男性の
知り合いであろうか2人程集まって日中は雑談している。
チラッ、チラッとこちらに視線を移しながら時には凝視され、ある時声を
掛けられる。
「姉さん、このスルメ食べるかい?」
真理子「ああ、お気になさらずに」と丁寧に返した。
1日、2日はそんな感じで切り返しなんとか防御した。
3日目も間合いを見て話しかけられた・・
「お姉さん・・どこ住んでんのぉ?(笑)」
とっさに聞かれテンパるが落ち着いて・・
真理子「あっ、いやそれは個人情報なので(苦笑)
そこへマサミ様が何んと現れたのだ。
本来部外者はここに立ち入れない筈で安心していたのだが顔が効く
のだろう。
真理子「マ、マサミ様!」
私は周囲の男性の事も気にせず土下座ポーズを取った。
すると周囲のオタク男性や中年も注目する。
マサミ様「真理子さん周囲の方と仲良くコミュニケーションしてる?」
「ご縁があって近くにいるんだから自分から積極的にならないと」
マサミ様の目が一瞬キリっとなったのを察知し・・
私は直立し気を付けの姿勢で言葉を放つ。
真理子「仰る通りで御座います男性様とプライベート含め濃密な
コミュニケーションは必要だと思います。」
大きめの言葉を発すると・・
それを察知したハイエナ男性が群がってくる
中年男性がマサミ様に近づき・・
「こんにちは~お連れさん?」
マサミ様「ええ飼い主みたいなものです」
中年男性「お姉さんビール飲むか?(笑)」
私は笑顔で「はい!喜んでいただきます」
中年男性「!?・・よーし一気に飲め」
真理子「はい!真理子一気にいきます」
私は笑顔で答えた。
オタクを含め3人の前でビールを飲み干した。
「お姉さん・・どこ住んでんのぉ?(笑)」
この前と同じ質問だ・・
真理子「はい石川県〇〇市3-45 レジテンス2〇〇号で御座います!」
中年男性「ほぉう・・」
私は笑顔で答えた。
これまでのそっけない真理子の言動と打って変わって急に愛想がよくなる様子に違和感を覚えたが・・
オタク「へえ~彼氏いるの(笑)」
真理子「いえ、ご主人様ならいます」
やがて真理子の周囲を3人の男性が取り囲んでいった・・
中年男性がまり子の肩に手を軽く回し
「仲よくやろうや・・」
真理子の白ティシャツから胸元をじっくりと」のぞき込む
それからと言うものの私達の交流はより親密なものになった。